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26.選択
宇都宮で話を聞いた時点で、僕の考えは大体整理が出来ていた。特別会員になって時間をゆっくりかけてハウスと付き合って行こうということである。しかし、僕にとって銀座や上大岡で具体的にどうしていくのがいちばんいいのか、又それが出来る環境にあるのかが大きな問題だった。費用の事は自分自身の問題として、これから何をやって行くのかハウスと意識をあわせたかった。上大岡でKさんの意見を聞き、宇都宮で店長とAさんのアドバイスをもらった。あとは銀座である。今後もメインで通う事になるだろう、そして僕をハウスに入れてくれた店長の話をじっくり聞いて最終的に決めようと思い、木曜日にカウンセリングの時間をとってもらった。
☆
木曜日予定より少し遅れて銀座店についた僕は、早速店長とあいさつがわりである昨日の野球の話をした。何ともすばらしいタイミングで巨人はサヨナラ負けし、槙原の無様な姿はスポーツ各誌の一面を飾っていた。しばしの雑談の後、今後について話し始めた。
僕はすでにKさんと宇都宮店の店長及びAさんから話を聞いている事、そして従来の回数消化制のコースには少し不安を感じていて、健康管理も含めてじっくりとやって行きたい事を話した。そして特別会員として与えられるメニューの範囲でどこまでのことがやれるかを聞いた。店長も特別会員になる事は賛成してくれ、心配していたコースに含まれないプラスアルファの技術を極力いれないでやって行く方針を示してくれた。更に既に申し込んでいるコースの残りをキャンセルし、今後の商品購入などの費用に代用することもできると教えてくれた。こうなれば僕には異論がなかった。後は一時金の手配だけである。店長に借金を申し込んだが断られたので、競馬で当てるか財形を解約するしかなさそうである(笑)。特別会員になることを前提に準備を進める事を店長に伝えて、今日はハウスを後にした。
☆
翌日から僕は会費である126という数字と本気になってにらめっこしていた。どうやって捻出するかである。ボーナス月である7月を逃すとますます入会が苦しくなるのはわかっていたが、やはり踏み切るにはもう一つ背中を押してくれるものが必要だった。そうこうしているうちに日曜日になり、僕はいつものように競馬をやりながらもやはりやりくりをどうするか考えていた。すると僕の想いが通じたのかどうか、めったに当たらない万馬券を取ってしまった。だいぶ見通しが明るくなった僕はとりあえずハウスに連絡し、月曜日に契約をしたい旨を伝えた。しかしそれでも不安だった僕は月曜日に生命保険会社に連絡し、あらかじめ手段として考えていた財形の引き出しをお願いした。僕は担当してくれている女性に(彼女は同期であり入社以来僕の事を対応してくれているので,いろいろと話しやすい間柄である。)実はエステに入会していて,今回こういうわけでお金が必要だという話をしてみた。彼女から“高いね…”とか“もったいない…”とかいわれるんじゃないかと思っていた僕だったが、返ってきた答えは“いいと思うよ”であった。僕が健康のために投資をする事を理解してくれたし、自分も興味を持ったようであった。好意的な答えが返ってきたことでふんぎりがついた僕は、その夜銀座店で一括の会費を納入した。いろいろな人の意見を聞いて自分なりに考え、最後に背中を押してもらった僕はこうして正式に特別会員になった。ここ1か月くらいのもやもやが晴れた僕はその後サウナとマッスルでいつも以上の汗を流し、その1時間30分後(?)いつも以上においしくラーメンとビールを味わったのだった。
27.振り返り
去年の10月に入会して以来というもの、振り返ってみればいろいろとあった気がする。戸惑ったこともたまにはあったが、ここまで楽しくやれたと思っている。しかし特別会員になるなんて想像もつかなかった。良く知らないけどどこかのお金持ちがなっているんだろうなくらいにしか思っていなかったし、そもそも僕自身ハウスとこんな長い付き合いになるなんて入会時には想像もつかなかった事である(きっと最初はみんなそうなのだろうが…)。改めて昨年の10月の頃からの自分自身の変化を思い出していた。
体重:83KG台 ⇒ 75KG台
ウエスト:5CMくらい減った感覚。34インチのズボンがきつかったのが、33イ
ンチが楽にはけるようになった。
おなか:すごくやわらかくなった
食生活
ポテトチップ:12月にやめた
スナック菓子:12月にやめた
カップラーメン:5月にやめた
寝る前の間食:かなり減った
ラーメン:基本的に変わらず。最近家の真下に出来た広豚麺にはまり気味。
お酒:ビールを少しセーブ、しかし基本的には変わらず。
サラダを意識して食べるようになった
ガルシニアティーを毎日愛飲するようになった(あたたかいもの)。
そのほかの食養は相変わらず苦手である。ごめんなさい。
(クルクミンは極力摂取している)
(酵素はハウスで飲む以外は、平日は正直取るタイミングが無い)
(ヨ―グルンはお休み中です…苦笑)
その他の変化
家の近所にあるジムのサウナに良く入るようになった
体重をひんぱんに測るようになった
身体を包まれる事に慣れてきた
おなかを触られてもくすぐったくなくなってきた
便通が良くなってきた
時間のやりくりがうまくなった(ハウスに通うタイミングを確保するため)
スーツを買わなくて済んだ(??)
心配な事
少し疲れ気味である(夜勤が多いせいか)
最近週2回ハウスに通う時間の確保が苦しくなってきた
(もっとも、そのためにじっくりと取り組む事にしたのだが…)
これからもいろいろな変化を期待しつつ、コースに取り組もうと思う。
★ちょっとひとやすみ
4月の始めより、ハウスでの出来事や感じた事などを雑文に書きためていた。いうまでもなく、この“エステに行こう”である。これでも文書を書くのが好きなこともあり、結構日頃のストレス解消にもなり、楽しみながらぼちぼちと書いていた。
☆
最初はそんなつもりでは無かったが、あつかましくもせっかく書いたのだから誰かに読んでもらいたいという気持ちが日増しに強くなってきた。しかしいかに仮名を使っているとはいえ、みる人がみれば誰のことか丸わかりの内容を、いつもお世話になっているエステティシャンに読んでもらうのはいろんな意味で勇気のいることであった。それでも気持ちをおさえきれずに5月のある日、最初から出番の多かったKさんに勝手に出演してもらっているお詫び(?)もかねて“こんなんかいてるんやけど…”と少し緊張しつつ手渡し読んでもらった。
幸いな事に好評だったので僕はうれしくなった。調子に乗って他の上大岡店のスタッフや、やはり出演の多いAさんにも送り始めた。それでもメインである銀座店のエステティシャンには、僕が思うに話がリアル過ぎるのでまだ見てもらう気がしなかった。せいぜい最後の技術を受けるときに、“卒業論文です”などと言い訳して見せようと思っていたくらいだった。
ところが特別会員としてお世話になる事になり、もともと出来そうもなかった卒業ははるか遠くのこととなってしまった。そこで思いきってカウンセリングを受けた後に店長に渡し、読んでもらうことにした。
次に銀座店を訪れたとき、店長は僕の文章に対し予想以上に喜んでくれていた。それ以上にびっくりしたのは、技術中に何人ものエステティシャンが“デブ様、読みましたよ”といってくれたことである。みんなに文書がまわっていた事は予想していなかったが、好意的な感想はお世辞半分とはわかっていてもやはりうれしかった。そのたびに汗をかいた僕は、おかげでその日はいつも以上の効果を上げることが出来た(苦笑)。
☆
きっと書いている僕自身が一番楽しんでいて、はまっていると思う。会員としてこういう楽しみかたも許してほしい。特別会員になった事もあり、これからも今まで以上にいろいろな事を書くことになりそうですが、読んでくれるエステティシャンの暇つぶし(?)になり、あわよくば僕に対するカウンセリングのささやかなヒントにでもなってくれれば、これ以上ありがたいことはないと思うこのごろです。
28.特別会員スタート
7/10より僕の特別会員としてのハウス生活がスタートした。特別といっても技術の選択肢が増えたのは魅力だけど、今までと特に変わった事をするわけじゃない。従来通りマッスルトレーニングではチャーシューのように(?)くくられてくるまれ、ビールを飲んだといえば相変わらずありがたいお言葉が待っていることだろう。新たな会員証ももらったが、いつもお店に持ってきていなかった僕はなくさないようにしなけりゃと思った(すみません)。
☆
ハウスのほうは7月に大きな異動があったようで、しばらく来ていなかったうちに銀座店にも新人が2人と、そして以前僕もお世話になりこの3ヶ月間は新人研修の先生をやっていたエステティシャンが戻ってきていた。こういった知っている人の復帰はうれしいものである。ちなみに上大岡店ではYさんが横浜に異動になり(又近いうちにお会いする事もあるでしょう)、宇都宮店ではつい先日お世話になった店長が晴れて(?)地元大阪に帰ったそうだ…きっと今ごろは思う存分関西弁をしゃべっておられる事にちがいない…。しかし新人のみなさんにとって、やっと社会人生活に慣れたと思った頃に職場が変わり、さらに昨日まで先生と呼んでいた人といきなり一緒に仕事をするというのはどんな気分なんだろう…きっと緊張するだろう。でも今まで以上に現場で仲間として教えてもらえるのだから、いい経験になるだろうと気楽なお客さんである僕は思っていた。さっそくあいさつしてくれたので、いつものように目が見えないからというと50cm手前まで来てくれた。僕は“これからよろしくお願いします。願わくばお酒に対して寛大でありますように、巨人ファンではありませんように…”といった声には出さないあいさつを返した(笑)。
☆
記念すべき第1回目のメニューは約束通り特別会員のコースに入っていない超音波をはずしてもらい、マッスルトレーニングの後いきなりもみ出しを行った。いつもに比べ少し痛みがあるかもと思ったが、僕のおなかはそんな心配を無用とするほど柔らかくなっていた。ついでに今後本格的にやるだろう背中のもみ出しも少しやってもらった。自称“かよわい”Nさんが力を抜いてやってくれたので、余り痛みは感じなかった。しかし、安心するのはまだまだ早そうである。
技術の終了後、次回の予約を取ろうとして僕は困ってしまった。今度の土日は夜勤が入っているので、今までの事を考えた時に無理してこんなところで予約を入れたくは無かった。しかしそこを外すと当分予約を入れるタイミングが無く、2週間くらい間があいてしまいそうだった。店長は考えてくれ、それならばマッサージ系の負担のかからないメニューにしましょうといってくれた。僕はその通りにお願いすると共に、受けられる技術の選択肢が広がった事のありがたさをさっそく感じていた。
☆
これから2年間の付き合いの中で、このようにいろいろと相談しながらやっていけるのは改めて魅力的に感じた。僕の理想である飲みながらやせる事を実践しつつ、じっくりと太らない体質に改善して行きたいものである。
29.ヨーグルン
7/15、僕に幸運が訪れた。何と競馬で50万円儲けてしまった。1056倍の馬券を500円買っていたのである。特別会員の会費を何とか払ったはいいが、その後の生活費に一抹の不安を感じていた僕にとって、いつもにも増してうれしい臨時ボーナスであった。しかし先日の万馬券といい、これまで外れてばかりだった事を考えると出来すぎていてこの後がちょっと怖い。こういうとき僕は表現がよくないが、周りのお世話になっているひとに少しずつ還元することにより厄払いをするのである。従ってまたしてもお酒の席が増えそうであった。(苦笑)
☆
宇都宮より戻った翌日に予定通りリバウンドしてしまったとはいえ、僕の体重は75kg台で安定していた。でも気になることが一つあった。ヘルスチェックの結果が思わしくない事である。腸は一生懸命働きすぎているのか高い数値になっているし、腎臓や膀胱は疲れているのか悲しくなるほどメーターの動きは弱々しくなっており、グラフは入会当初のような形に戻ってしまっていた。ほんとにこんなので身体の調子がわかるのだろうかと思う事もあったが、それはハウスに対して失礼というものである。
僕はハウスに入ってからどうも近寄れないものがあった。いわゆる食養というやつである。もともと良い印象をもっていないし、どうしても食品というよりは薬をたくさんのんでいるというイメージが抜けきれていなかった。もっとも全ての商品が嫌いというわけではなく、ガルシニアティーなんておいしいお茶だから毎日のように愛飲している。ところが、ヨ―グルンと酵素はどうもよろしくない。
ヨ―グルンについては、僕は初めヨーグルト風味だからヨーグルンというのだと信じ込んでいた。だから、せっかくだったらもう少し味を良くすりゃいいのにと思っていた。おなかの中でヨーグルト状になるからヨーグルンだよとエステティシャンに教えてもらったのは、ずっと後になってからである。入会して間もない頃、会社に持って行き初めて飲んだその日、午後に会議のあった僕はその最中におなかに激しい刺激を感じてトイレに駆け込み、戻ってきたら自分の発表を飛ばされていたというなんとも情けない体験をした。それ以来、会社で飲む事はちゅうちょしていた。そうすると飲むとすれば出勤前か会社より帰ってきた深夜となる。とてもじゃないが、朝電車に乗る前にそれを飲む勇気は無かった。深夜に飲むことも、翌日の効き過ぎを考えると怖いものがあった。こうして僕はヨーグルンから遠ざかっていった。
酵素は空腹時に飲むという話だったので、ハウスに行った時は技術前に必ず飲むことしている。しかし、家に帰るのが遅い僕は帰宅途中か帰宅後すぐにご飯を食べてしまうため、なかなかタイミングが取りづらかった。そんなわけで、これもハウス以外ではご無沙汰になっていた。時々思い出したようにエステティシャンに“飲んでますか”と言われることがあったが、そのたびに“ガルシニアティーとクルクミンを飲んでますよ”とはぐらかしていたものである。
上大岡に行ったある日、そんな事を知ってか知らずかKさんはリフレクソロジー(足マッサージ)をしながら腸に老廃物がたまっている事を指摘し、例によってヨーグルンを勧めてきた。まあ当然の事である。僕はいつものように“やだ”と推定年齢5歳の振る舞いと共に悲しそうな顔をした。ところがKさんは“これからはやるぞという決意に満ちた顔に見えますね”なんてことをいう。どうしたらそんな風に見えるのか不思議でしょうがなかった(笑)が、僕はおとなしく聞いていた。お酒を飲んだ後の広豚麺の前ではすぐに消えてしまうKさんの言葉や顔が、こんなときにはこびりつくから始末に悪い。結局僕は久しぶりに酵素をもって帰り、次の日からヨーグルンを飲むことになってしまった。お酒とラーメン以外の事は可能な限り守ろうという僕の従順さが顔を出した(笑)のである。ともかく自分でも気になっていた事だし、これで結果が出るなら1週間の間はがまんしてやろうという気分だった。
(つづく)
30.話せるようになりました
7月になってからというもの、少し気になっていたことがあった。銀座店でBさんの姿を見かけないことである。全員出社のはずの土曜日にも二度続けていなかったので聞いて見ると、6月いっぱいで退社されたとのことだった。僕は2つの意味で残念だった。ひとつはもう一度技術を受けてみたかったこと。もうひとつは最後にあいさつができなかったことである。以前書いたように、Bさんに始めて技術を受けたときの印象は良くなかった(その後すぐ感謝に変わるのだが…)。そして残念なことにそのときが僕のBさんに技術を受ける唯一の機会になってしまった。あの時いろいろとアドバイスをくれたことを感謝していることなど、いつか改めて話したいと思っていたのだが、それができなくなってしまった。できれば、何かの折にエステティシャンの誰かからBさんによろしく伝えていただければ幸いである。(ほんとうは、これを読んでもらうのが一番よかったのだが…)
☆
以前生保の同期に話してからというもの、ここしばらくのあいだに僕は家族をはじめいろいろな人に、ハウスに通っていることを話し出した。自分ではいいと思ってやっていても、他人に話すのは何となくはずかしいといった気持ちが多少あったのは事実だし、話しても理解されるだろうかということを気にしてこれまで黙っていたわけである(僕だって会員になる前に他人が通っているという話を聞いたなら、良く知らないで“そんなのやってどうするの”とか言ってたかもしれない。)あれこれ言われるのは気分のいいものじゃない。ただ僕自身は今回特別会員になったくらいだから、やっていることに確かな手応えを感じてきてはいた。
うれしいことに、これまで話した人には理解してもらっている。もっとも話を少ししただけでは、全身をくるまれたりおなかをもまれている僕を想像できている人はいないだろうが、自分の健康に投資するのはいいことだとか、自分がいいと思うのだったらやればいいというのが返ってきた反応だった。あたりまえかもしれないが、理解してもらえるのは気分がいいし、だいいち親しい人に隠しごとをするのは好きじゃない。
ところが、職場の人間にはまだ話していない。やはりプライベートなことだから話したくないというのも少しあるが、2つ理由がある。
ひとつは、今でもハウスに通うのに僕はかなり仕事をやりくりしている。当然仕事中の部下を残して先に帰ることもあるし、極端な場合はやりかけの仕事を同僚や上司に任せて先に帰ることもある(どうしても自分がいないとまずい時はあきらめて、キャンセルの電話を入れるが…)。今後もそれが続く以上、やはり周りには話さないほうがいいと思っている。健康管理のために通うことそのものは理解してくれると思うが、やはり忙しい時やトラブルの時には“この忙しいのに…”ということになってしまいそうである。
もうひとつは、書くのもばかばかしいお話で…。僕の仕事仲間には体格の良いメンバがそろっている通称“デブチーム”がいる。僕は仕事中1Fにあるコンビニで良くお菓子を買って、この“デブチーム”に“さあさあお食べ、デブは悪い事じゃないんだから…”と与えている。しかも自分が口にしなくなったポテトチップやスナック菓子をである。みんな更にデブになることを一応気にはしているのだが、目の前の菓子をついつい食べてしまうのである(僕は自分が以前しょっちゅう口にしていただけあり、おいしいお菓子を選ぶセンスは自分でもなかなかのものと思っている(笑))。更に部長までがお菓子好きであり、僕の席までねだりに来るほどである。周りをデブにさせといて、自分だけエステに通っているなんて言えるわけないじゃないですか(??)。もっとも、いつの日か集団でデブチームをハウスに連れてくるという手もありますか…。
(つづく)
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