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日本人でスーツが似合う男性の体型や特徴は?

2019.09.26

ダイエット

ビジネスマンにとっては馴染み深いスーツも、実は着こなせていない人が意外とたくさんいます。着こなせない一番の理由は体型が合っていないからです。どうすればスーツが似合う体型になれるのでしょうか。

この記事は約5分30秒で読み終わります。

 

スーツが似合う体型は欧米人?

 
 

スーツの起源は19世紀のヨーロッパで、当時はラウンジでくつろいだり、スポーツをしたりするときに着用されていました。その後、アメリカに渡ってビジネスシーンでも着られるようになり、現在に至っています。つまり、スーツのベースとなる形は欧米人の体型に合わせて作られているわけです。

 

欧米人に比べると、日本人は上背が低くて肩幅が狭く、胸板も背中も厚みがありません。その上、正しい姿勢を維持するのが難しく、猫背になりがちです。そのためスーツを着用すると、ラインが崩れたり、胸元や背中がぶかぶかになったりするため、どうしても違和感が生じてしまいます。

 

まして太ってお腹がせり出していると最悪です。前ボタンを締められず、スーツとワイシャツの色のコントラストで、余計にお腹が目立ってしまいます。

 

だからといって諦める必要はありません筋肉をつけて体を引き締め、スーツの似合う体型になればいいのです。また、正しいスーツの選び方をすると、少しでも自分に似合うようになります。

 
 

スーツの似合う体型になるには?

 
 

では、スーツの似合う体型になるために、どこを鍛えればいいのでしょうか。

 

胸板を厚くする

 

スーツは胸元に余裕があるため、ある程度胸板があるとフィットしやすくなります。襟元から覗く胸板は女性から見るとセクシーです。

 

胸板となるのは「大胸筋」と呼ばれる筋肉で、鎖骨とつながっている上部、胸骨とつながっている中部、腹直筋とつながっている下部の3つで構成されています。このうち中部の大胸筋は、他の2つより内側にあり、胸板を厚くする部位です。

 

自宅で大胸筋を鍛えるのであれば、「プッシュアップ」や「ダンベルトレーニング」がおすすめです。プッシュアップは従来の腕立て伏せであり、前腕で体を支えるクランプと違って手で支えます。大胸筋だけでなく力こぶとなる上腕二頭筋も鍛えられるのがメリットです。

 

肘を曲げ伸ばしして体を上下させるのを1セット30回ほど行いますが、腕が体の重みを支えきれないときは、腰から下を床につけても良いでしょう。これを3セット繰り返します。

 

ダンベルプレスは、ベンチに寝転がってダンベルの上げ下げを行うものです。ダンベルの重さは大胸筋に負荷がかかって、10回ほど上げ下げができるくらいが目安ですが、まずは500mlのペットボトルから始めてみると良いでしょう。これで難なくできるようであれば、もっと重くしても大丈夫です。

 

ポイントとしては、ダンベルを下ろしたときに肩甲骨を狭めて胸を開くようにします。逆に上げるときは完全に肘を伸ばさないようにしましょう。こうすると常に大胸筋へ負荷がかかった状態になるはずです。

 

もっと本格的に鍛えたい場合は、ジムでマシンを使ってベンチプレスやチェストプレスを行います。トレーナーの指導によって、大胸筋を鍛えられる正しいフォームが身につくでしょう。

 

姿勢を良くする

 

欧米人は椅子に座って生活することが多いため、子どもの頃から背筋を伸ばしてまっすぐ座ることに慣れています。正しい姿勢を維持するには、筋肉が発達していなければいけないため、ある日急に姿勢を良くしようと思い立っても、長続きしません。

 

改善するには、常に正しい姿勢を心がけるのが大事です。正しい姿勢とは、まっすぐ立ったときに耳からくるぶしまでのラインが一直線であり、手のひらが太ももの真横にあります。

 

普段から猫背がちなら、ダンベルプレスをするときと同じく、肩甲骨を狭めて胸を開きましょう。そして頚椎の上に乗せるつもりで顔を上げます。さらに肛門を引き締めると、姿勢が良くなるはずです。

 

正しい姿勢を維持する筋肉は、ほとんどが体の内側にある腹横筋や腹斜筋といったインナーマッスルであるため、筋トレでアプローチするのが難しい部位であります。そこでおすすめしたいのが「ドローイン」です。

 

ドローインはお腹周りの筋肉を意識する呼吸法で、腹式呼吸でお腹を凹ませてから胸式呼吸を1セット5回繰り返します。お腹を凹ませたときインナーマッスルに力が入り、胸式呼吸で負荷をかけるわけです。寝転がって行うと簡単ですが、慣れてくると立った状態や歩いているときでもできます。3セット行いましょう。

 

背中に厚みをつくる

 

生まれつき肩幅が狭くても、筋肉を増やしてカバーすることができます。そのためには僧帽筋や広背筋、脊柱起立筋群を鍛えなければいけません。

 

僧帽筋は首と肩甲骨につながり、胸椎に至る筋肉です。広背筋は胸椎と腰椎、肋骨に渡る筋肉で逆三角形をしています。脊柱起立筋群は棘筋、最長筋、腸肋筋から構成され、首から腰椎に至るまで脊髄や背骨をサポートのが役目です。

 

デットリフトなら、背中全体の筋肉を鍛えられます。自宅で行う場合は両腕にダンベルを持ってまっすぐ立ち、股関節と膝を曲げながら腰を下ろしていきます。このとき顔は前を見据えた状態で、背筋と腕は伸ばしたままです。そして、膝→股関節の順番で伸ばしながら体を起こして元の姿勢に戻ります。1セット10回を3セットです。

 

ジムで鍛えるなら、座りながらボートを漕ぐようにケーブルを引っ張る「シーテッド・ローイング」をしましょう。

 

お腹を引き締める

 

腹筋には骨の代わりに内臓を支える役割があり、正面にある腹直筋と横にある腹横筋、斜めに走る腹斜筋で構成されています。

 

腹筋運動の中でも自宅で簡単にできるのがクランチです。股関節と膝を直角に曲げて、上半身をくっつけるように起こします。足を固定しなくても良いので1人でも簡単です。1セット10回を3セット繰り返します。

 

他にも上半身を床につけたまま、下半身を上げ下ろしするヒップレイズや、うつ伏せになって前腕とつま先で体を支えるプランクなどが効果的です。

 

ただし、これだけだと筋肉は鍛えられますが、内臓脂肪は落としにくいでしょう。内臓脂肪を落とすには食事制限で摂取カロリーよりも消費カロリーを少なくし、有酸素運動で脂肪を燃焼させる必要があります。

 
 

すぐに「スーツ姿がかっこいいね」と言われるには?

 
 

筋肉を鍛えても、スーツが似合う体型になるには時間がかかります。太っているとなおさらです。すぐにスーツ姿が似合うといわれるようになる方法はあるのでしょうか。

 

加圧インナーを着けて体型を変える

 

加圧インナーとは、スパンデックスという伸縮性に優れた化学繊維で、体を引き締めて正しい姿勢を維持できるようにする下着です。素肌に直接身につけたり、下着の上に着たりします。その上からYシャツを着ても不自然にはなりません。

 

スーツに合った体型になりやすいのがメリットですが、引き締めたり姿勢を維持したりする力が強いほど、着心地は犠牲になります。また痩せていると締め付けが弱く、逆に太っていると強すぎるため、適正なサイズを選びたいものです。

 

体型に合ったスーツを買う・オーダーする

 

スーツには様々なタイプがあり、何が似合うかは個人差があります。既成品のスーツを買うときは、まず値段に注目しましょう。1~2万円台で買えるスーツは生地がウールとポリエステルの混紡で、中国や東南アジア製です。そのため、シワができやすくて柔軟性にも欠けますし、安っぽく見えます。

 

これが3~4万円台になると、ウール100%になり、日本製が中心です。最低限、この価格帯から選んだほうが良いでしょう。さらに、それ以上の価格になるとイタリアやイギリスなどヨーロッパ製が多くなり、細い糸で織られた高級生地が使われています。体型にフィットする着心地です。

 

理想とするサイズであれば、後ろ襟からワイシャツが1~2cm、袖丈からもまっすぐ腕を下ろした状態で1~1.5cmほど見えています。他にも、シワが寄ったりベント(裾の切れ目)が開いたりしておらず、ヒップが隠れるくらいの着丈です。また、胸元には握りこぶしが1つ入る余裕があります。

 

試着時には必ず屈伸して、きつかったりブカブカだったりしないか確認しましょう。もっと自分の体型に合わせたいのであれば、全身を採寸してスーツをオーダーする買い方もあります。

 
 

まとめ

 

スーツが似合う体型になるには、正しい姿勢を心がけ、筋肉を鍛えて体を引き締め、胸板や背中の筋肉に厚みをもたせるようにします。ただし、時間がかかるのが難点で、お腹が出ているとなおさら大変です。

 

エステなら、横になるだけで脂肪を落とせて体を引き締めてくれてくれるでしょう。できるだけ早くスーツが似合う体型になりたいとお考えの際には、ぜひご相談ください。

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