男性も脇毛処理をした方が良い?メリットや正しい処理の方法

2023.01.17

脱毛

ひと昔前までの日本では、脇毛を処理する男性は多くはいませんでした。しかし近年では、身だしなみに気をつかう男性が増えてきており、脇毛の処理に対する関心も高くなっています。

実際に「脇毛を処理することはメリットが大きい」と考える男性は多いです。この記事では、男性が脇毛の処理をする具体的なメリットと、適切な処理方法について紹介します。

この記事は約7分38秒で読み終わります。

 

男性が脇毛を処理するメリット

 

脇毛を処理する男性が増えてきた理由には、次のようなメリットがあるといわれているからです。

 

女性に好印象を与えられる

 

近年では、男性が脇毛を処理することに好意的な女性が増えてきました。「男性の脇毛は適度な量が良い」と考えている女性もいることから、男性の中には脇毛処理への抵抗感がなくなっている方もいるでしょう。

 

同じように、「男性の脇のニオイが気になる」と考えている女性も少なからずいます。そのため、「脇のニオイの元となる脇毛の処理は、エチケットのひとつ」という風潮もあります。

 

脇毛を放置していると、女性によっては「清潔感がない」「不潔である」と感じるケースもあるでしょう。

 

女性の多くは、脇毛を含む体毛の処理を日常的に行っています。脇毛が気になる女性の中には、「男性にも同じように身だしなみに気を遣って欲しい」と、脇毛の処理はエチケットのひとつだと考える人もいるでしょう。

 

脇のニオイ対策になる

 

脇毛に汗がつくと、乾きにくいため蒸れてしまいます。このとき細菌が繁殖することにより、嫌なニオイが発生することが分かっています。

 

脇毛を処理することで脇が乾燥しやすくなり、汗や分泌物などが付着する箇所を減らすことで、嫌なニオイの発生リスクを抑えることができるでしょう。

 

汗をかきやすい夏だけでなく、冬場も厚着をすると脇が蒸れやすくなり、嫌なニオイの原因につながります。年間を通して脇のニオイ対策を行うには、脇毛の処理が欠かせないのです。

 

男性の脇毛が濃くなる要因として、遺伝・男性ホルモンの量などが関係しているといわれています。脇毛が濃いと、毛穴が多いことから汗もかきやすく、蒸れやすくなる傾向が強まるため、より気を配って対策を行うことが重要です。

 

脇毛を気にしないで済む

 

暑い季節にはノースリーブやTシャツを着る機会がありますが、服の素材やデザインによっては、脇毛が見えたり透けたりしてしまいます。見る人によってはだらしなく不潔な印象を持たれてしまうので要注意です。

 

また、脇毛が目立つと人の目が気になり、選ぶ服のデザインに制限をかけてしまうなど、心の底からおしゃれを楽しめない人もいるでしょう。

 

脇毛を処理すれば脇毛の濃さや多さに悩んでいた人は、悩みから解放されて精神的な負担が軽減されるかもしれません。

 

また、着られる服の幅も広がるためファッションを思い切り楽しめるようになります。おしゃれ度が上がるうえ清潔感をアピールできるので、周りの女性から良いイメージを持たれること間違いないでしょう。

 
 

男性におすすめの脇毛の処理方法

 

脇毛を処理するメリットの次は、処理の方法について細かく確認していきましょう。それぞれの方法に、メリットや注意点などがありますので、方法ごとの特徴をふまえたうえで処理していくと良いでしょう。

 

カミソリ

 

脇毛の処理として、最初にカミソリを使った方法を思い浮かべる方も多いでしょう。自宅のお風呂などでいつでも手軽に処理できる反面、正しい方法で行わないと肌を傷つけ、カミソリ負けを起こしてしまう点には注意が必要です。

 

カミソリはT字カミソリを用意し、剃る前に肌を清潔にしましょう。肌が不潔な状態だと、剃った箇所から雑菌が入って炎症を起こす恐れがあるためです。

 

剃る前には、肌へ与えるダメージをできる限り抑えるために、シェービングクリームもしくはジェルなどは厚めに塗ると安心です。毛の流れに逆らって剃る「逆剃り」はせずに、毛の流れに沿う「順剃り」で剃りましょう。

 

剃った後は、クリームやジェルを濡れタオルできれいに拭き取ってから、化粧水やシェービングローションなどを使ってケアしましょう。

 

毛抜き

 

毛抜きを使って毛を抜くと、毛根から除去できます。毛根を除去することで、次に生えてくるまでの時間が長くなり、頻繁な処理をしなくてすむようになります。

 

しかし、脇毛を1本ずつ抜くのはとても手間がかかるうえ、肌が傷つきやすくなってしまうので注意が必要です。毛抜きを使うと、毛根と毛細血管が繋がっている箇所を強引に引き剥がすことになるためです。
さらに、いくつかの皮膚トラブルを引き起こす原因にもなります。肌へのダメージを考えた場合、毛抜きはできるだけ使わないほうが安全です。

 

どうしても毛抜きを使う場合は、次の点に注意しましょう。

 

1.毛抜きと手を両方消毒する
2.毛穴を開くために脇を温めておく
3.脇毛が生えているのと同じ方向に向かって、1本ずつ根元からへ抜く
4.抜いた後は、皮膚を冷やして保湿する

 

脱毛・除毛クリーム

 

脇毛を溶かす薬剤を肌に塗り、毛を溶かして処理する方法です。自宅で気軽に脱毛できる方法として、人気があります。

 

脱毛期間は、1~2ヶ月ほど長持ちすることもあり、比較的長期間脱毛の状態を保つことができます。

 

クリームには、肌に優しい成分が含まれているため、処理後も肌のダメージを抑えることにつながります。ただし、場合によっては処理後に毛が残る場合もありますので、注意が必要です。

 

男性用の脱毛・除毛クリームは、肌に優しいもの、効果が強めに出るものなど、さまざまなタイプの商品が市販されています。自分の体質に合わせて選ぶと良いでしょう。
クリームそれぞれの用法・用量に従って、肌への負担をできる限り減らせるようにしましょう。

 

ブラジリアンワックス

 

脱毛したい箇所に専用ワックスを塗り、その上からペーパーをあてて一気にはがす方法です。脇以外にも、どの箇所にも利用できます。脇毛が多い場合でも一気に取り除くことができ、少ない手間で脱毛が可能です。個人差はあるものの、1~3週間ほど脇毛がない状態を維持できます。

 

ブラジリアンワックスには水性と油性がありますが、市販されているものの多くは水性ワックスです。砂糖やハチミツなどの自然成分で作られていることから、「シュガーワックス」もしくは「ハニ―ワックス」などと呼ばれる場合もあります。

 

肌に優しく、処理後は水で洗い流せるのが特徴です。脇毛の脱毛には、この水性ワックスが使われます。

 

油性ワックスは、松ヤニが主な成分であり、「ハードワックス」とも呼ばれます。粘着力が強いため、脱毛力は強いのですが、肌への負担がとても大きくなります。

 

処理後は、専用のクレンジングオイルが必要であるうえ、肌が薄い箇所は使うことができません。

 

ブラジリアンワックスのデメリットは、痛みが大きいことです。脇毛をガムテープなどで直接剥がす行為と似た手法になるため、特に毛が密集して生えている箇所は、より痛みが大きくなる傾向にあります。

 

さらに、「肌にかかる負担が大きい」「永久脱毛ではないため数週間経つとまた脇毛が生えてくる」なども、ブラジリアンワックスならではのデメリットです。

 

エステやサロン

 
 

ここまで紹介した方法と比べて費用はかかりますが、安全・安心に脱毛するならエステやサロンでの処理がおすすめです。

 

カミソリや毛抜きなどのセルフケアは、あくまでも一時的な処理に過ぎません。脇毛の脱毛は、エステやクリニックなどプロに任せましょう。

 

エステティックサロンの場合、つるつるに脱毛することも、「少しだけ残したい」など脱毛の量を調整も可能です。脱毛後の肌ケアやホームケアが充実している点もメリットです。肌に負担をかけない脱毛ならエステがおすすめです。

 
 

男性が脇毛処理をする際に注意すべきこと

 

ここからは男性が脇毛処理をする際に注意すべきことを見ていきましょう。

 

処理する前にすべきこと

 

脇毛を剃る前には、低刺激タイプのボディソープや石鹸でして汚れをきれいに洗い流し、清潔な状態を保っておきましょう。

 

その際ゴシゴシと強く擦るのは、肌にダメージを与えトラブルの原因になってしまうためNGです。細かい泡を立てて優しく洗ってください。

 

泡を洗い流したら脇毛の生えている向きをしっかりと確認できるように鏡の前に立ちましょう。脇にくぼみができないように、しっかりと腕を上げた状態で処理を行います。

 

毛が長いと刃に毛が詰まってしまう可能性があるため、ボディヘアトリマーなどを使用して適度な長さにカットしましょう。事前にボリュームを減らしておけば、その後のお手入れがぐっと楽になります。

 

また、乾燥した肌に直接カミソリの刃を当てると、肌トラブルを引き起こす原因になりかねません。

 

カミソリを使う際にはシェービング剤を使い、スムーズに刃を動かせるようにしましょう。シェービング剤を使えば、摩擦を減らしカミソリ負けのリスクを下げるだけではなく、細かい切り傷なども防げます。

 

アフターケアをしっかりと

 

カミソリを使って脇毛の処理をすると、肌表面の角質までそぎ落としてしまうため、肌に負担がかかってしまいます。処理後の脇をそのままにしていると、摩擦や刺激による色素沈着の原因になってしまうかもしれません。

 

そのようなトラブルを防ぐためにも、脇毛の処理後はアフターケアとして、しっかり保湿して肌の水分量を増やすことが大切です。低刺激で保湿効果に特化した化粧水を選び、優しく塗り込んであげましょう。

 

化粧水を塗ったら、水分が蒸発するのを防ぐために保湿クリームを塗ってうるおいを閉じ込めてください。ただしクリームの油分が多すぎると、蒸れて不衛生になってしまうことがあります。さっぱりタイプのものや、さらっとしたテクスチャーのものを選んでケアを行いましょう。

 

正しい保湿ケアを継続すれば、肌のバリア機能が元通りになり、肌トラブルのリスクを最小限に抑えられます。

 

肌のトラブルがあるときは処理しない

 
 

肌トラブルがあるときや肌が敏感になっているときには、ムダ毛処理を避けましょう。寝不足や疲れなどで生活習慣が乱れているときも、肌のバリア機能が低下して少しの刺激で肌トラブルが起きやすくなっているため注意が必要です。

 

脇毛の 処理後に起こりやすい肌トラブルは、以下の4つです。肌トラブルが起きたときに正しく対処するためにも把握しておきましょう。

 

・カミソリ負け

 

脇毛処理後の肌トラブルでもっとも多くみられるのは、カミソリ負けです。カミソリ負けしてしまうと、剃った後の肌がかゆくなったり痛みが生じたりするなど、さまざまな症状がみられます。ニキビのような赤いブツブツができる場合もあるため注意が必要です。

 

・皮膚のかぶれ

 

除毛クリームや保湿剤に含まれる成分が肌に合わない場合には、皮膚がかぶれてしまい、ヒリヒリ感やかゆみを感じることがあるかもしれません。初めて使用するものは、少量でパッチテストを行いましょう。

 

・毛包炎

 

毛包部の小さな傷から黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌に感染してしまうと、毛包炎と呼ばれる炎症を起こします。軽い痛みを伴う赤い膿胞(のうほう)が見られる場合がほとんどですが、悪化すると炎症が広がり発熱するケースも見られるため早期治療が必要です。

 

毛包炎を防ぐためには脇毛処理の際に皮膚を清潔な状態に保っておくことが大切です。炎症や痛みが強い場合には、早めに医療機関を受診してください。

 

・埋没毛

 

脇毛のような硬くて太い毛によくみられるトラブルが埋没毛です。

 

本来、毛は毛穴から生えて肌表面で成長しますが、乾燥や肌荒れによって肌がダメージを受けるとターンオーバーが遅くなり、角質はどんどん厚みを増します。そうなると新しく育った毛が表面に出られなくなり、肌の内部で育ってしまうのです。

 

埋没毛ができてしまった場合には、無理に取り出そうとせずに自然に出てくるのを待ちましょう。

 

このように脇毛の処理後に肌トラブルが起こった場合には、しばらく処理を控える、処理方法を変えるなどの工夫をしてみましょう。直接刃を当てなくても、ボディヘアトリマーを使用して脇毛のボリュームを抑えれば、印象を大きく変えられます。

 
 

まとめ

 

本記事でも取り上げたように、近年では「男性の脇毛は適切に処理をするのがエチケット」と考える人が、女性だけでなく、男性の間でも増えてきています。

 

とはいえ、脇毛の自己処理は手軽に行なえて費用も抑えられる反面、方法によっては肌の負担につながる場合もあります。

 

安全に脇毛の処理を行うのであれば、エステティックサロンや、クリニックといったプロに任せるのがおすすめです。

 

今回紹介した方法を参考に、自分に合った脇毛処理を実行してください。

 

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