女性から好印象な「できる男の身だしなみ」とは

2022.09.15

モテる男性

仕事をしていると、気心の知れた相手に会うだけではないので身だしなみに気を遣わなければいけません。しかも社会人ならではのルールがあります。好印象を持たれやすい身だしなみをするには、どのような点に気をつければいいのでしょうか。

この記事は約6分2秒で読み終わります。

 

身だしなみを整える必要性とは?

 

社会人になると、顧客や取引先などビジネス絡みの人と接する機会が多くなります。同僚や上司もビジネス仲間です。円滑にやり取りするには、相手に信頼されなければいけません。そのきっかけとなるのが第一印象です。

 

人は初対面のときに受けた第一印象が、長きにわたって定着します。特に悪い印象がついてしまうと、簡単に覆せるものではありません。どんなに中身が良くても、外見が悪ければ、そこまで伝わらないでしょう。

 

会社勤めをしている人は、誰でも会社の「代表」であり、「顔」でもあります。本人の印象が悪ければ、当然、会社の印象も悪くなり、ときには業績まで影響が及ぶかもしれません。そうならないためにも、身だしなみを整えて、第一印象を良くする必要性があるのです。

 

社会に出れば、身だしなみにはルールがありそれに従わなければいけません。基本は清潔感があり、相手に不快感を抱かせず、仕事のしやすい服装をしていることです。

 

画一的に思えるかもしれませんが、仕事は個性を発揮する場ではありません。仕事のためにも人間関係のためにも、良い印象を与えられるように身だしなみを整えましょう。

 
 

男の身だしなみを磨くステップ

 

男の身だしなみを磨くには、適切な手入れが重要です。どのような手入れが必要なのか、まずはパーツごとに見ていきましょう。

 

スキンケア

 

肌がきれいな男性は、清潔感があり相手に好印象を与えられます。毎日の習慣として、肌の手入れとスキンケアを取り入れるようにしましょう。

 

男性の肌は、女性の肌に比べ水分量が不足しているため乾燥しやすいうえ、皮脂の分泌により肌トラブルを抱えやすいことが特徴です。また、毎日のシェービングや紫外線は、肌に大きなダメージを与えています。

 

まずは、肌の手入れです。基本は洗顔と保湿です。朝と夜の2回、顔を洗顔フォームで洗い、そのあとで化粧水と乳液をつけます。肌がダメージを受けていると感じるときは、化粧水と乳液の間に美容液をプラスしたり、パックを使ってたっぷりと潤いを与えると良いでしょう。

 

眉毛が気になるときは、専用のシェーバーで剃ります。何の手入れもしていないボサボサの眉毛はだらしない印象を与えますが、細すぎるのも違和感があるものです。自然な感じに仕上げましょう。

 

スキンケアについては、朝と夜の2回に行いましょう。流れは次の通りです。

 

1.洗顔料を手に取り、しっかり泡立てます。この時、泡立ちネットを使うのがおすすめです。
2.32℃のお湯を使って、優しく丁寧に洗います。
3.泡が残らないよう、洗い流します。
4.手もしくはコットンに化粧水を取り、何度かに分けて優しく肌になじませます。
5.乳液やオールインワンジェルなどを使って、肌にフタをします。

 

スキンケア用品は、自分の肌に合ったものを使うようにしましょう。

 

服装

 

社会人の服装はスーツです。制服があれば着用しますし、服装が自由であればそれに従いますが、社外の人間と会うときは基本的にスーツに着替えたほうが良いでしょう

 

スーツの色はネイビーやグレー、ブラウンなどの濃い色です。同じ濃い色でも、リクルートスーツでおなじみの黒はNGなので気をつけましょう。体型にフィットしていると、シルエットがきれいです。

 

ワイシャツは白で、会社が許可すれば青やピンクも着られますが、そのときも無地を選ぶようにしましょう。ネクタイの色はネイビーやブラウンといった定番を選び、柄は無地かレジメンタル(ストライプ)くらいにしましょう。

 

靴は黒か茶色の革製で、ローファーか紐で結ぶタイプにします。靴下は靴の色に合わせ、白や裸足はNGです。職場でサンダルを履く場合も、社外の人間と会うときは革靴に履き替えましょう。

 

スーツを着た後は、すぐに箪笥やクローゼットにしまわずに、ハンガーにつるして風通しの良いところにかけましょう。汗やニオイが発散され、しわもできにくくなります。できればズボンは、アイロンやプレッサーでしわを取り、折り目をしっかりつけておくと良いでしょう。2~3着あれば交替で着回せて、いつでもクリーニングに出せると同時に長持ちします。

 

ワイシャツは洗って乾かすだけでは不十分で、アイロンをかけておきたいところです。クリーニングに出せば、すべてやってくれるので手間がかかりません。ネクタイも仕舞う前にしわを伸ばしておきます。

 

靴は履いた後に汚れを布で拭き取るなどして落とし、形を整えておきます。定期的に磨いて防水スプレーを吹きつけておきましょう。こちらも2~3足揃えておけば、数日は休ませられて、長持ちします。足の臭いが気になるときは脱臭シートを入れて保管しておくと良いでしょう。

 

髪の毛

 

髪型は顔がはっきり見えるように短くし、清潔感を出します。髪色は黒ですが、会社で許可しているなら多少明るい色でも構いません。パーマも髪型を整える程度にとどめます。いずれも社外の人間に悪い印象を与えないように注意しましょう。寝癖は必ず直します。

 

髪型は1ヶ月か2ヶ月に一度は理容院や美容室でカットします。理容院では顔剃りもしてくれるので、眉毛を整えたり、産毛を処理したい人におすすめです。自分に似合う髪型にしたいのであれば、美容室のほうが適しているでしょう。

 

髪の毛を定期的に散髪せずに、伸ばしたままにしてしまうと、不潔な印象を与えてしまいます。定期的なメンテナンスが重要ですが、雰囲気を変えるために流行りの髪型を取り入れてみるのもおすすめです。理容院や美容室でカットする際に、尋ねてみると良いでしょう。

 

カットの際に、毎朝のスタイリングを前提としたカットをしてもらうと、朝の身支度がしやすくなるうえ、清潔感も出せるようになります。

 

カットと同じく、ヘアケアや頭皮ケアも習慣化するようにしましょう。ドライヤーなどでしっかり乾かさず、髪の毛を濡れたままで放置すると、雑菌の繁殖や臭いの発生の原因となります。頭皮用のトリートメントを使うと便利ですので、試してみてください。

 

髭・ムダ毛

 
 

ヒゲは好みが分かれるので、会社で許可していても、剃ったほうが無難です。毎日出社前に剃るのはもちろん、剃り残しが無いように気をつけましょう。

 

ヒゲを剃るときは、事前に水で濡らし、シェービングフォームを塗ります。ヒゲが柔らかくなり、肌を傷めるのを防げるからです。電気シェーバーは刃が肌に直接触れず、手軽に剃れますが、きれいに深剃りするならT字カミソリのほうが優れています。どちらも刃の枚数が多いほうが、肌に負担がかかりません。

 

刃こぼれすると剃り味が悪くなったり、肌を傷めたりするので、定期的に交換しましょう。目安はT字カミソリなら2週間~1ヶ月、電気シェーバーは1~2年です。

 

髭の剃り残し・青髭・ムダ毛・鼻毛などがあると、不潔でだらしない印象を与えるおそれがあります。部位によっては、ムダ毛の処理を忘れてしまうこともあるため、忘れないようしっかりと整えるようにしましょう。鼻毛のほか、耳毛・眉毛・アンダーヘアなどは、特に忘れやすい箇所です。

 

腕毛やすね毛などをつるつるに処理するのに抵抗がある人は、3mmぐらいの長さに揃えてみましょう。清潔感が大きく変わるため、おすすめです。

 

毎日の処理が面倒な場合や、ムダ毛が濃いことを悩んでいる場合は、脱毛サロンでの処理もおすすめです。最近では、男性専門の脱毛サロンが増えており、初めての方でもお気軽に通えます。

 

体臭・口臭

 

臭いも気をつけたいところです。体臭だけでなく口臭の有無も確認しましょう。香水は相手によって不快感を与える場合があります。

 

体の臭いは、毎日洗って防ぎます。汗をかきやすいときは、汗拭きシートを常備すると良いでしょう。下着も毎日取り替えます。

 

口臭を防ぐには、食後の歯磨きが欠かせません。歯ブラシを持参して会社でも磨けるようにしましょう。難しいようであればマウスウォッシュでも構いません。1日に1回は、歯間ブラシや糸ようじを使って、できる限り汚れを落としたいところです。

 

歯石がついたり、虫歯があったり、歯周病や歯槽膿漏になったりすると、口臭が強くなるので、定期的に歯科医で診てもらいましょう。

 

食事にも気をつけなければいけません。大事な会合や面会があるときは前日から臭いが強い食事は避けたほうが無難です。

 

年齢を重ねると、加齢臭が気になるものですが、これは脂肪酸が酸化すると発生する「ノネナール」という成分が原因です。抵抗力の低下に加え、不規則な生活習慣や食事などにより、さらにノネナールが発生しやすくなります。

 

加齢臭対策として、防臭効果のあるボディシャンプーを使ったり、ボディペーパーなどでこまめに皮脂を拭き取ったりするようにしましょう。

 

靴下を脱いだ時の足の臭いも、周囲の人はとても気になるものです。清潔な靴下を持ち歩いたうえで、携帯用の消臭スプレーを使って靴を消臭し、足の臭い対策を心がけましょう。傷んだ靴下はすぐに処分し、常に清潔な靴下を身につけるようにしましょう。

 

 

爪に気を配っている男性は、意外と少ないものです。爪がきれいに手入れされていると、健康的で清潔感を感じられ、好感度アップにつながります。

 

反対に、爪が長い・表面がざらついている・指と爪の間が黒くなっているなど、爪が手入れされていないと、だらしない印象を与えてしまいます。

 

爪をきちんと整えている男性は、ビジネス上でも良い印象を与えやすいです。ビジネスチャンスを手に入れるためにも、普段から爪のケアを心がけるようにしましょう。具体的に、形を整える・甘皮やささくれなどの処理を行う・ネイルオイルなどでケアするなどの方法があります。

 

 
 

歯が白くてきれいな男性は、健康的なイメージや清潔感といった好印象を持たれることが多く、ビジネスの現場において有利に働くことも多いです。

 

反対に、歯が黄ばんでいたり歯並びが悪かったりすると、不潔な印象を与えてしまいます。印象を良くするためには、歯の手入れを怠らないようにしましょう。

 

方法としては、歯の矯正を受ける、市販のホワイトニング歯磨き粉を使って歯磨きをするなどが挙げられます。

 
 

第三者からのアドバイスも参考に

 

基本の身だしなみや手入れをすれば、第一印象は良くなりますが、その人の良さが発揮されるとは限りません。

 

より自分を良く見せたいときは、第三者にアドバイスしてもらいましょう。髪型をプロに任せるのも、そのためです。服装に関しても、やはりショップの店員に付き添ってもらいながら選ぶほうが、より良くなる可能性が高くなります。

 

では、美容についてアドバイスを求めるなら誰が良いでしょうか。デパートやドラッグストアにいる化粧品の販売員は抵抗があるかもしれません。そこでおすすめしたいのがエステです。プロのエステティシャンの視点から、スキンケアの方法やヒゲのお手入れなどについてアドバイスしてもらえます。

 
 

まとめ

 

社会人が身だしなみを整えるのは、第一印象を良くして相手に信頼してもらうためです。ルールに従うだけでなく、こまめに手入れしなければいけません。ときには第三者からアドバイスしてもらうと、自分の良さを発揮できるでしょう。

 

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