男性のいちご鼻を改善する方法|原因やNGケアも紹介

2022.03.24

スキンケア

毛穴の開きや黒ずみ汚れの中でも、小鼻まわりは気になるスポットのひとつではないでしょうか。いわゆる「いちご鼻」と呼ばれる状態になると、見た目にも影響するため、さまざまな改善方法を試している方も多いと思います。

とくに男性は、女性よりもしつこいいちご鼻に悩まされる傾向にあるといわれており、いちご鼻を改善するには普段から意識してケアをすることが大切です。

では、いちご鼻とはどのような状態で、改善するにはどのようなケアを行えば良いのでしょうか。

今回は、いちご鼻とはなにか、原因や対策方法、いちご鼻を悪化させるNG行動について紹介します。

この記事は約6分58秒で読み終わります。

 

男性でもいちご鼻は気になる?

 

男性の肌トラブルの中でも、毛穴に悩まされている方は多いのではないでしょうか。小鼻周りの毛穴トラブルは「いちご鼻」とも呼ばれるもので、改善するにはまず原因を知ることが大切です。

 

ここからは、いちご鼻とはなにか、男性のいちご鼻の特徴や原因について解説します。

 

いちご鼻の状態

 

「いちご鼻」とは、鼻の毛穴が黒ずんで目立つ状態のことをいいます。いちご鼻と呼ばれるのは、黒ずんだ毛穴がポツポツと鼻まわりに広がっており、見た目がフルーツのいちごのように見えるためです。

 

いちご鼻になっていると、毛穴の開きや角栓の詰まりによって、毛穴が目立つ原因になります。

 

また、鼻周辺を触るとざらざらと凹凸があるような感触になっているのもいちご鼻の特徴です。

 

いちご鼻の原因である毛穴の黒ずみは、毛穴に詰まった汚れや角質、皮脂などが角栓となって詰まることで発生します。

 

毛穴が詰まったまま放置していると、角栓が酸化して黒くなってしまい、目立つ状態になるでしょう。

 

また、とくに毛穴に汚れや角栓などの詰まりが発生していない場合でも、毛穴が黒ずんでいちご鼻になることがあります。

 

これは「毛穴シミ」「メラニン毛穴」と呼ばれるもので、角栓の詰まり同様に黒く目立つため、改善するためのケアを、普段から意識することが大切です。

 

いちご鼻になる原因

 

いちご鼻になる原因はさまざまですが、とくに皮脂の過剰分泌によって角栓ができやすい状態になっているといちご鼻になりやすい状態になります。

 

角栓として詰まっている段階であれば、白い粒のようなものが毛穴に詰まっている状態です。

 

この角栓に紫外線などがあたることで、角栓の原因である皮脂が酸化して黒く変色し、いちご鼻を引き起こします。

 

角栓ができる原因は、スキンケア不足で皮脂が落とし切れていない、油分の多い食事をよく摂る、肌の水分が不足しているなどさまざまです。

 

また「メラニン毛穴」の場合には、古くなった角質がターンオーバーの乱れで剥がれ落ちず毛穴周囲に残ることで発生します。

 

黒っぽいメラニン色素を含む角質が、毛穴周囲に残ることで黒ずみが解消されず「いちご鼻」の原因になるため注意が必要です。

 

いちご鼻は男性の方が多い

 

実は、いちご鼻は女性よりも男性に多いといわれています。これは、男性の方が女性よりも皮脂腺が発達していることが理由のひとつで、皮脂が多く分泌されるためです。

 

皮脂自体は、肌の水分が蒸発しないように維持するバリア機能に欠かせないものですが、角栓となって詰まることがないように、過剰分泌や肌に残って酸化するのを防ぐ必要があります。

 

男性にいちご鼻が多いのは、メイクや紫外線対策をしない男性が多いことも理由のひとつです。

 

クレンジングでしっかりと汚れや皮脂を取り除き、保湿まできちんと行う男性は少ないでしょう。そのため、日常的なスキンケア不足も要因になります。

 

クレンジングで適切に取り除けなければ毛穴に残って酸化するうえに、保湿ができていないことで肌が乾燥するため、過剰に皮脂が分泌される原因になるので注意が必要です。

 
 

男性のいちご鼻を改善する方法

 

繰り返すいちご鼻を改善するためには、いちご鼻の原因を知ったうえで、改善するための適切なケア方法を実践することが大切です。

 

ここからは、男性のいちご鼻を改善する方法や、適切にケアを行うためのポイントについて紹介します。

 

洗顔前に蒸しタオルを使う

 

いちご鼻を改善するには、まず毛穴に詰まった汚れを取り除く必要があります。

 

無理に取り除こうとするのではなく、毛穴ケアをはじめる前の下準備として、洗顔の前に蒸しタオルを使って、毛穴を拡げることからはじめると良いでしょう。

 

蒸しタオルは、濡らした後ある程度水気を絞ったタオルを、レンジで1分程度温めて使用します。

 

やけどをする危険があるので、レンジで温めた後は広げて温度を調節してから、鼻に乗せるようにしましょう。

 

温めて毛穴を開かせるには、入浴時に毛穴ケアをするのもおすすめです。蒸気や温かさで、蒸しタオルと同様の効果が得られます。

 

ただし、肌の負担になって毛穴トラブルが悪化する可能性があるため、洗顔の際に直接シャワーで洗い流さないように注意しましょう。

 

よく泡立てて洗顔する

 

いちご鼻の原因となる角栓や汚れを取り除くには、丁寧な洗顔を行うことが大切です。肌は摩擦に弱いため、洗顔時に汚れを取り除こうとしてゴシゴシ擦ってしまわないように注意しましょう。

 

洗顔料をしっかりと泡立てて、いちご鼻や毛穴の詰まりが気になる部位を優しく指でくるくると撫で洗いします。泡に汚れを吸着させるようなイメージで、指で直接擦らないようにすると良いでしょう。

 

また、洗顔時に使用する水の温度は30℃程度のぬるま湯がおすすめです。熱すぎれば肌のバリア機能に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、皮脂が過剰に分泌する原因になります。

 

冷水を使用する場合、蒸しタオルで温めて広げた毛穴がキュッと閉じてしまい、汚れがうまく取り除けなくなる可能性があるので注意しましょう。

 

毛穴の汚れがひどい場合や、洗顔料で丁寧に洗い流しても角栓などが取り除けない場合には「クレンジング」を活用する方法もあります。

 

クレンジングはメイクや皮脂汚れなどを取り除くことに優れているため、クレンジングをしてから洗顔を行うのも効果的です。

 

洗顔後は、洗顔料を肌に乗せてくるくると馴染ませていたのと、同じくらいの時間をかけ、しっかりすすぐようにしてください。

 

いちご鼻が気になる部位はもちろん、髪の生え際やフェイスラインに洗顔料が残っているとニキビなどの肌トラブルが発生する原因になるため、注意が必要です。

 

しっかり保湿する

 

いちご鼻の改善には、保湿をきちんと行うことも欠かせません。クレンジングや洗顔でしっかりと毛穴の角栓や汚れを取り除いたら、清潔なタオルで優しく押さえるようにして水分を拭き取り、すぐに保湿ケアを行います。

 

洗顔後は肌が乾燥しやすくなっているため、化粧水や乳液を使って保湿しましょう。化粧水は肌に潤いを与え、乳液は肌に化粧水を塗った後水分が蒸発するのを防ぐために必要な油分を補うことができます。

 

洗顔できちんと汚れを取り除けていても、保湿を怠ると肌の水分を保持するために皮脂分泌が活発化するためです。

 

保湿は一般的に化粧水、乳液の順に行います。乳液を塗布する際には、化粧水をしっかりと肌に馴染ませてから行いましょう。

 

毛穴ケアにおすすめのスキンケアは数多くありますが、毛穴の引き締め効果が期待できる「収れん化粧水」や、毛穴詰まりの原因となる成分が少ない「ノンコメドジェニックテスト済み」製品を選ぶのもおすすめです。

 

セルフケアで難しい場合は専門家に相談する

 

いちご鼻の改善がセルフケアだけでうまく効果が出ないときは、肌ケアの専門家に相談すると良いでしょう。

 

「毛穴が開いてしまっている」「いちご鼻がひどくセルフケアでは改善しない」という場合には、フェイスケアを行っているメンズエステや美容皮膚科などへの相談がおすすめです。

 

専門的な視点から肌質や状態にあった方法でケアしてもらえるうえに、ホームケアの方法についてのアドバイスを受けることもできます。

 

スキンケアの指導や肌質に合うケア用品の選び方、食生活のアドバイスなど、今後の予防に役立つ知識も得られるでしょう。

 
 

いちご鼻の改善にやってはいけないNGケア

 

いちご鼻は毛穴に汚れや角栓が詰まることで発生するため、何度も繰り返すことが多い肌トラブルのひとつです。

 

「普段きちんとケアをしているのに改善しない」という場合には、気付かないうちにNGケアをしている可能性があるため注意が必要です。

 

では、具体的にどのようなことをすると、いちご鼻の改善にとってNGケアにあたるのでしょうか。

 

ここからは、いちご鼻の改善に逆効果になるNGケアや、うまくケアの効果が出ないときに確認しておきたいポイントについて紹介します。

 

洗顔やクレンジングのやりすぎ

 

毛穴の汚れや詰まりが気になるからといって、洗顔やクレンジングをやりすぎてしまうのは、いちご鼻のケアには逆効果になります。

 

ゴシゴシ洗ったり、詰まりが取り除けていないことを理由に何度も洗顔したりしていると、肌に負担をかけてしまうためです。

 

上述のとおり、肌の水分を保持するためにも皮脂はある程度必要になります。必要以上に取り除けば肌が乾燥してしまい、皮脂の過剰分泌につながるため、毛穴詰まりを繰り返す原因になるでしょう。

 

また、ゴシゴシ擦ったり過剰な洗顔をしたりすると、肌のターンオーバーが乱れて乾燥やたるみを引き起こし、かえって毛穴が目立つ可能性があります。

 

そのため、クレンジングや洗顔の際には、指の腹で優しく洗うことを意識し、直接擦らないように注意することが大切です。

 

また、洗顔時だけでなく、洗顔後のタオルドライの際や化粧水をコットンで塗布する際にも、肌を摩擦しないように意識しましょう。

 

指やピンセットで角栓を押し出す

 

いちご鼻の原因である角栓の詰まりは、早く取り除きたい方が多いのではないでしょうか。無理に取り除こうとして指やピンセットなどで角栓を押し出すと、毛穴が開いてかえって目立つ可能性があります。

 

また、開いてしまった毛穴は汚れが付着しやすくなるため、毛穴詰まりを繰り返す原因にもなりかねません。

 

開いた毛穴はより詰まりやすくなるため、洗顔などで毎日少しずつ角栓や汚れを取り除きながら、徐々に改善へつなげていくことが大切です。

 

無理に押し出すことで毛穴周辺の肌を傷つける場合もあるので、ターンオーバー不良を引き起こしてメラニン毛穴になる可能性もあります。

 

角栓などで目立つ毛穴詰まりは、時間をかけてケアをすることが大切です。

 

毛穴パックやピーリング剤を使う

 
 

いちご鼻を改善するために、毛穴パックやピーリング剤を使用している方もいるでしょう。しかし、毛穴パックやピーリング剤は、肌にダメージを与える可能性があるため、十分注意しなければなりません。

 

とくに毛穴パックは、角栓をパックに吸着させて取り除くため、毛穴周囲の角質も一緒にはがしてしまう可能性があります。

 

結果的に毛穴が広がって汚れやすくなり、いちご鼻を繰り返す原因になるため、必要以上に使用しないように注意しましょう。

 

ピーリング剤は、適切に使用すれば肌の古くなった角質や毛穴の汚れを取り除くのに効果的です。1週間に1度程度を目安に、使用後はしっかり保湿するようにしてください。

 
 

まとめ

 

いちご鼻を改善するには、毎日の洗顔やスキンケアを習慣化することが大切です。「一度洗い流せば毛穴の角栓をすべて取り除ける」というものではないため、少しずつ改善に向けてケアを続けていきましょう。

 

また、いちご鼻の改善には、スキンケアに加えて日焼け止めや帽子、日傘などで紫外線対策を行うのもおすすめです。

 

普段の生活の中でいちご鼻につながる行動をしていないか振り返り、改善につながる行動を意識すると良いでしょう。

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