毛穴汚れが取れないのは間違った対処法が原因?正しいケア方法

2021.08.20

スキンケア

毛穴の汚れが気になっている男性は多いのではないでしょうか。小鼻まわりや頬、額、顎など、さまざまな部位で毛穴の汚れや詰まりが発生します。触るとざらつくうえに、見た目にも毛穴の開きがわかると気になりますよね。

しかし、毛穴ケアの方法を間違えていると、汚れが取れるどころかさらなる悪化につながりかねません。

今回は、なかなか取れない毛穴汚れの原因や、正しいケアの方法、毛穴トラブル悪化につながる間違ったケアの方法について紹介します。

この記事は約4分17秒で読み終わります。

 

なかなか取れない毛穴汚れの原因

 

毛穴の汚れは、一度詰まると毛穴の開きや黒ずみ、ニキビなどのトラブルに発展する厄介なものです。

 

ここからは、なかなか取れない毛穴汚れはなぜ繰り返すのか、その原因について解説します。

 

原因1.角栓が詰まっている

 

毛穴の汚れがなかなか取れない場合、角栓が詰まっているのも原因のひとつとして考えられます。

 

毛穴に詰まる角栓は、皮脂の過剰分泌によって引き起こされるものです。毛穴から皮脂が排出されずに詰まることで発生します。

 

また、毛穴に詰まった角栓がなかなかとれないのは、毛穴周辺の皮膚が固くなっていることが原因です。改善するには、皮脂分泌のコントロールを行い、皮膚を柔らかくする必要があります。

 

皮脂分泌は、一般的に女性よりも男性の方が活発な傾向にあり、男性の毛穴トラブルが多いのは皮脂分泌量の多さも要因のひとつです。

 

皮脂分泌は、ホルモンバランスの乱れや肌の乾燥によるインナードライ、脂っこいものや糖分の多い食べ物をよく摂取していると活発化します。

 

皮脂分泌を正常化して過剰分泌を抑え、過剰に分泌された皮脂をうまく取り除いて、角栓が詰まるのを予防しましょう。

 

原因2.間違ったケア方法

 

毛穴の汚れを取り除こうとして間違ったケアをしていると、毛穴の汚れがさらに悪化する原因になります。

 

たとえば、毛穴の汚れを無理に落とそうとして肌をゴシゴシこすり洗いするのは、毛穴の汚れを取り除くどころか肌にダメージを与えかねません。

 

ゴシゴシこすっていると、肌表面が傷ついて角質が損なわれるため、バリア機能が低下して肌トラブルにつながる恐れがあります。

 

また、毛穴の汚れを落とすために、1日に何度も洗顔をするのも逆効果になることがあるので注意が必要です。

 

皮脂のべたつきを取り除こうと洗顔で洗い流したくなりますが、皮脂は肌の水分が蒸発するのを防ぐ役割を担っています。

 

そのため、皮脂を取り除きすぎると肌の水分量を維持しようと、さらに分泌が活発化するので注意しなければなりません。

 

また、洗顔後に保湿をせずにいるのも、皮脂分泌が過剰になる原因のひとつです。肌表面はべたつくにもかかわらず、肌内部が乾燥している状態を「インナードライ」といいます。

 

インナードライ肌は、本人では自覚できないことが多く「皮脂が多くてべたつくから脂性肌だと思っていた」というケースも少なくありません。

 

インナードライ肌は、エステサロンなどの肌診断で、肌の水分量を測定してもらうことで判断できます。

 

インナードライを改善するには、適切な洗顔と保湿が重要になるので、次項で紹介しているケア方法をぜひ実践してみてください。

 
 

取れない毛穴汚れをきれいに落とすケア方法

 

なかなか取れない毛穴の汚れをきれいに落とすには、汚れや過剰に分泌された皮脂を取り除き、保湿をしっかりと行う「スキンケア」が重要です。

 

ここからは、毛穴汚れ改善におすすめのケア方法と、スキンケアで毛穴トラブルを防ぐためのポイントについて紹介します。

 

1.蒸しタオルで温める

 

毛穴汚れをしっかりと取り除くには、毛穴を温めて開かせ、汚れを出しやすくします。

 

毛穴は温めることで開きやすくなるため、お風呂でしっかりと入浴して体を温めたり、蒸しタオルをあてたりして気になる部位の毛穴を開かせましょう。

 

蒸しタオルは、清潔なタオルを水で湿らせて絞り、ラップや電子レンジ対応のチャック付き袋に入れて1分ほど電子レンジで温めます。このとき、袋の口は完全に閉じないように注意してください。

 

温かさが足りないと感じたら、10秒~20秒ずつ追加で温めながら、温度を調整するのもおすすめです。

 

洗顔前に蒸しタオルで気になる毛穴周囲を温め、毛穴を開かせてから洗顔でしっかりと汚れを取り除きましょう。

 

2.洗顔はたっぷり泡立てる

 

洗顔は、皮脂やメイクなどの油分の汚れを落とすのに優れたクレンジングと、ホコリや汗などの水溶性の汚れを落とすのに適した洗顔料の2種類があります。

 

メイクをしない方でも、毛穴の詰まりが気になるときはクレンジングを行ってから洗顔料で汚れを落とすと良いでしょう。

 

毛穴汚れを落とすのであれば、「オイルタイプ」のクレンジングがおすすめです。綿棒などにたっぷりとつけて気になる毛穴にくるくると優しくなじませましょう。

 

クレンジングを終えたら、ぬるま湯で洗い流して洗顔を行います。洗顔はたっぷりと泡立てて、泡で洗うイメージで行うと良いです。

 

このとき、ゴシゴシ擦らないように、泡を撫でるようなイメージで行いましょう。特に皮脂分泌の活発な額、鼻すじ、顎にかけてのTゾーンから洗いはじめます。

 

顔全体を洗い終えたら、クレンジング同様ぬるま湯でしっかりと泡を洗い流してください。

 

洗い流すときは、こめかみや小鼻、額の生え際、フェイスラインなどに泡が残らないよう、しっかりと行いましょう。

 

3.洗顔後はすぐに保湿を

 

洗顔後は、清潔なタオルで優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。洗顔中同様にゴシゴシ擦らないように注意してください。

 

洗顔を終えて水分を拭き取ったら、すぐに保湿を行います。皮脂が多くべたつくのが苦手な人でも、保湿をしなければインナードライになり、皮脂分泌活発化する恐れがあるため、保湿は欠かせません。

 

化粧水でたっぷりと水分を補給して乳液やクリームで油分を補い、水分が蒸発するのを防ぐと良いでしょう。

 

化粧水は、毛穴の引き締めに役立つ「収れん化粧水(トーニングローション)」として販売されているものを使用するのもおすすめです。

 
 

やってはいけない毛穴汚れ対策

 

適切な毛穴ケアの方法について上述しましたが、やってはいけない毛穴汚れ対策についても知っておくことが大切です。

 

ここからは、毛穴の汚れが取れないときにやってはいけない「間違った毛穴汚れ対策」について紹介します。

 

角栓を指やピンセットで抜く

 

角栓を指やピンセットで抜くのは、毛穴の汚れや詰まりを繰り返す恐れがある間違った対策方法です。

 

肌に余計な負担がかかり、傷ついてしまうと炎症を引き起こす原因にもなりかねません。また、汚れを抜き取ってぽっかりと開いた毛穴に、汚れや雑菌が入り込んでニキビが発生する恐れもあります。

 

無理やり押し出すのではなく、自然に汚れを落としながら新たに汚れが詰まるのを防ぐ対策で、毛穴トラブルが繰り返さないようにケアしましょう。

 

毛穴パックの使い過ぎ

 

毛穴パックの使い過ぎも、毛穴の汚れを無理に押し出すのと同様、肌に負担をかける恐れがあります。

 

毛穴パックは吸着力が高いため、毛穴の汚れだけでなく毛穴周囲の角質まで取り除いてしまうためです。

 

毛穴周囲の肌を守ろうとして、バリア機能を高めるために皮脂がより分泌されるようになり、毛穴の詰まりを繰り返す可能性があります。

 

一方で、毛穴パックは角栓そのものを取り除くことが可能です。週に1度程度など回数を制限したり、角栓を取り除いたあとに化粧水で引き締めたりして、使いすぎないように注意しましょう。

 

また、肌に合わない場合は使用せず、クレンジングや洗顔、スキンケアで改善していく方法をおすすめします。

 
 

まとめ

 

毛穴の汚れは普段のケアで取り除くことと予防を並行して行う必要があります。しかし、ケアをしていても汚れが詰まることは頻繁にあるものです。

 

「すぐに毛穴の汚れを取りたい」「自分でケアしてもきれいにならない」という場合には、エステを活用してみてはいかがでしょうか。

 

エステでは、スチーマーを使って毛穴を開かせてから、専用の機器とプロの技術で毛穴に詰まった汚れを取り除きます。

 

毛穴の汚れをキレイにしたあとは、毛穴を引き締めるためのパックなどを使用するため、一回の施術でも毛穴が目立たなくなるのを実感できるでしょう。

 

自宅でのケアとエステをうまく組み合わせて、毛穴レスな肌を目指してみてはいかがでしょうか。

 

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